永井久慈良餅店について
永井久慈良餅店のあゆみ
永井久慈良餅店は明治40年(1907年)に創業いたしました。
当時、浅虫温泉には、日露戦争により傷痍した軍人の方が数多く療養に来ておりましたが、まだ当地も寒村に過ぎず、これぞという軍人の方々の嗜好に適したお菓子や、一般湯治の方々のお土産もありませんでした。
そこで初代吉兵衛翁が、郷里の津軽鯵ヶ沢にて習い覚えていた鯨餅の製造を思い立ち、「いく久しく慈しまれる良い餅であるように」との願いを込めて、名前も「久慈良餅(くじらもち)」と改めました。
より食べやすい久慈良餅の製法に力を注ぎ、改良を重ねて製造販売いたしました。
その結果、傷痍軍人の方々はもちろん、一般のお客様からも大変なご好評をいただき、今では永井の久慈良餅が浅虫名産として観光客の方々をはじめ、多くのお客様に愛されています。
また、保存料・添加物を使用しないこだわりの製法は、広く皆様からご好評をいただいています。